Tanaka Kazuhiko + Zakurosha Inc./田中一彦+柘榴舎

柘榴舎 ギャラリー

architecture

「建築ほどに面白いものは他に無い」と思えるようになったけれど、これほど大変なことも他に無いんじゃないかとも。
『問題がたてば、答えはやがて出るヨ!』とか、『デザインとは、「問題解決」の別云いである!』とか・・・。
はたして、問題は何か? 解決策は美しいのか? 総身と時間をかけたいと思っています。

-----

蓮生寺橋

蓮生寺橋1

蓮生寺橋2

-----

T邸 

T邸1

T邸2

-----

Y別邸(古民家改修)

Y別邸1

Y別邸2

-----

平野株式会社

平野株式会社1

平野株式会社2

-----

《A・BAR》

《A・BAR》1

《A・BAR》2

-----

Y邸

Y邸1

Y邸2

-----

T邸(マンションリフォーム)

T邸1

T邸2

-----

悠遊山荘

悠遊山荘1

悠遊山荘2

-----

蓮生寺橋1

小ぶりの谷戸が開けるあたり、橋の上流側は山椒魚が棲息する寺域と公園。橋の下はその出入り口であり、通学路ともなる。橋は、尾根先をカットしてカーブする地区道路。
谷戸の地勢を阻害しない景観的配慮と、子供たちに安全で親しみやすい空間作りを心掛けた。
           
            

蓮生寺橋2

橋の下の空間。 右側にせせらぎの通過水面を活用する検討もされたが、現在は路面のみとなっている。       
           
              
          
           

T邸1

平成元年の建築。 20年目のリフォーム。 強度向上を優先、小面積の出っ張り・引っ込みは元のモルタルの再塗装で済ました。

T邸2

2階・アプローチデッキ。新築時は不燃木板張りだったが、手入れ不十分で一部が朽ちてしまった。
改装にあたり、ガルバリウム鋼板張りを試みた。
          
        
             

Y別邸1

恵まれたロケーションで、築120年。初めての古民家係わりで、後日、これほどの物件には出会えていない。
夏を旨とした日本家屋の六つ間取りの内・3室を耐寒の『冬の間』に仕立て、通年利用を計った。
『甲府盆地でも、標高700メートルあれば避暑は可能!』とは、施主の弁。夏以外は『冬の間』に逃げ込むらしい。
    

Y別邸2

『夏の間』  床梁に大入れの根太が栗の6センチ角、手斧目に惚れ惚れ。不陸直しもあって根太は総入れ替え。“宝物”は他の材共、造作に活用した。
“宝物”第2弾は、養蚕農家の天井すのこ床材。見事な煤焼け材は『冬の間』外壁他に活用した。
             
         

平野株式会社1

長い付き合いになったクライアントから、当面利用計画が無い購入土地について相談を受けた。
幹線道路に面したその土地の背後に、クライアントの会社および関連施設などがあり、土地購入は所有土地全体の資産価値を高めるものだったのだ。
《捨て土をもらい、山を作り、芝生を張り、コルゲートの看板を置く》 提案が『倉庫を少し!』加えて実施。
丸いマークは、『平』を『の』で囲ったもの。20年位遡る社屋建設時に提案したもの。まるくてよかった!!。



平野株式会社2

看板!の内部・倉庫。 内部は珪藻土吹き付け(外部筒上部に井戸水撒水設備)。
    
    

《A・BAR》1

床・壁・天井・・・全てコンクリートのテナント室にバーを所望され、『古民家古材の投入!』を提案。
・・・・工務店の資材置き場で、5棟分くらいの解体材を小屋掛けして保管しているのを見ており、
立派な欅の差し鴨居に出会っていた幸運!。1丁はそのまま、1丁は2枚に割いて7mのカウンターを作った。
転用を繰り返して、最後は馬小屋の柱になっていたという荒面取りの栗材を化粧造作に使いまわした。
立派な広縁板はバックバーに。
煙草の臭い消しに珪藻土を塗ってみたが、4年を経てなお、『臭いが残らない』と好評。




《A・BAR》2

『吉村チェアー』を置きたかったソファーのコーナー、残念!普通のものに。
テーブルの脚は、先の馬小屋の掘っ立て柱先端。脚の重さで安定してる。
    
      
     
     
    
     
           

Y邸1

『退職したら、新居に!』という希望に沿えて、ご主人は、退職日に大阪の旧居を出て、ここ神戸の新宅に帰宅された!!。
敷地は、山を切り開いて10年目くらいの山の街。建て揃った中に“最新の家”の宿命を負っていた。
母屋をモルタルで総2階。下屋に水回り(左側:北側)と、手前、門屋風部分がサービスヤード(台所先の物置、光庭、屋根つきの軽作業スペース、勝手口)とメインの入り口。
門形を右に、階段を上がるとウッドデッキ。そこから玄関。パーキングからはスロープで、このデッキに。
塀で囲ってはいないので、犬の散歩者(貴重な草地だった!)がデッキを通過しやしないか?・・・心配されたが、報告は無い。
     
    


Y邸2

南面。『畑を少し!』という希望により、ガーデニングと家庭菜園を楽しめるスペースを用意。
北斜面の街の南詰で、敷地の南側は5mの高さのコンクリート擁壁。人目が少ない防犯上の弱点を考えると、塀はないほうがよい。室内にいるステテコのおじさんが外から見えるのを防ぐ策が必要。そこで、建物沿いのスロープ脇手摺壁を塀のように働かせた。


T邸1

施主曰く、『築30年のマンション。駅至近。至便。リフォームして住めるものをつくれるなら買う!』。庭木も含め古い故の良さが随所にみられたため、購入をすすめ、設計。小間割りの5室だった平面を壊して、ほぼワンルームに。南側のバルコニーに面してリビング・ダイニング・キッチンからなる広間をとり、その両側に開口率の高いパーティションで隔てられた親子のベッドスペースを配置。

T邸2

猫のいる場所が広間。突き当たりの壁の左手に玄関への向かう長い廊下(『トンネル』と呼んでいる)。
正面の扉の奥が子供用のベッドスペース。
壁下の3つの開口は、中央が猫道。両サイドは袖開口〜猫と人との突然の「出会い事故」が無いように。
右側の白く丸い天板の棚は、『トンネル』の突き当たりに位置。テレビ・オーディオ機器および関連する品々を収納。
上部は家族の大切な思い出の品を飾るための『床の間』(空間の焦点)になっている。

T邸1

  

T邸2